「トミカって、何歳まで遊べるんだろう」「そろそろ卒業した方がいい?」そんな疑問を持つ保護者の方は意外と多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ミニカーやフィギュア等のおもちゃ類・ホビー品をはじめ、幅広い品物の買取に対応してきた萬屋が、メーカーが推奨する対象年齢の目安を踏まえつつ、子どもの発達段階ごとの楽しみ方や、おすすめのシリーズを紹介します。
さらに、トミカを卒業するタイミングや、遊ばなくなったあとの選択肢についても詳しく解説するので、トミカの処分に悩む方は参考にしてください。
トミカは何歳まで遊べる?
子どもたちに大人気のトミカですが、何歳まで遊べるのでしょうか?ここでは、メーカーが推奨する対象年齢から一般的な卒業のタイミングをご紹介します。
メーカー推奨年齢は3歳以上
トミカはタカラトミーが販売するミニカーブランドで、メーカーの推奨対象年齢は3歳以上とされています。
その理由は、子どもがトミカ本体やタイヤなどの小さなパーツを誤飲するといったリスクを避けなければならないからです。とくに1〜2歳の子どもは好奇心が旺盛で何でも口に入れたがる時期であるため、これは安全のための大切な目安だといえるでしょう。
一方で、より小さな子ども向けに開発された「はじめてトミカ」というシリーズもあります。こちらは角が丸く、パーツが外れにくい構造になっており、通常のトミカよりもひと回り大きくて握りやすいのが特徴です。
対象年齢も1.5歳からとされているので、通常のトミカではまだ早いと感じる場合や、誤飲のリスクが気になる家庭には、「はじめてトミカ」が安心して遊べる選択肢となります。
何歳までかは子ども次第
「トミカは何歳まで遊ぶのが普通だろう?」と悩む親御さんも多いかと思いますが、明確に「◯歳まで」と決まっているわけではありません。
あくまでその子どもの興味関心によるものなので、何歳まで遊ぶかは子ども次第です。
とはいえ年齢ごとの傾向が見られるのも事実で、一般的には5〜7歳ごろがトミカで遊ぶピークとされ、この時期はごっこ遊びやジオラマ遊びなども盛んになります。
一方、8〜10歳ごろになると、ゲームやカード、他の趣味に興味が移り始める子も多くなります。そうなると、トミカから少しずつ離れ「そろそろ卒業かな?」と感じる親御さんも増えてくるでしょう。
ただし、小学校高学年や中学生になってもコレクターとして楽しむ子がいるのも事実です。こういった場合は、限定モデルや廃盤品に価値を見いだすなど、遊び方ではなく集める楽しさにシフトしていくケースが多いでしょう。
このように、年齢による傾向はあるものの、年齢の目安はあくまで一つの指標です。大切なのは、子ども一人ひとりの興味や成長に合わせて見守ることなので、「周りがやめたから」「もう◯歳だから」と区切る必要はありません。
年齢別のトミカの楽しみ方

トミカは、子どもの成長にあわせて遊び方がどんどん変化していくおもちゃです。ここでは、年齢ごとの特徴をふまえたトミカの楽しみ方と、おすすめシリーズをご紹介します。
1〜2歳:感覚遊びが中心
1〜2歳の子どもにとってのトミカは、「見る」「触れる」「転がす」といった感覚的な遊びを楽しむためのおもちゃです。
たとえば車を手に持って眺めたり、床の上をコロコロと転がしたりするだけでも十分に楽しく、五感を刺激しながら遊びます。また、色や形の認識が発達する時期でもあるため、赤い消防車や青いパトカーなど、色の違いや乗り物の種類を覚えるきっかけにもなります。
この年齢では、通常のトミカよりもサイズが大きく、角が丸い「はじめてトミカ」シリーズがおすすめです。誤飲のリスクが少なく、安全に遊べる設計になっているため、親御さんも安心して与えることができるでしょう。
3〜5歳:ごっこ遊び中心
3〜5歳になると、トミカでの遊び方が一気に広がり、ごっこ遊びを楽しむようになる時期です。この頃の子どもたちは想像力が育ちはじめ、自分自身が運転手やヒーローになりきって遊ぶことが多くなります。
たとえば、パトカーで事件を追いかけたり、消防車で火を消したりと、身近な場面をモチーフにしたストーリーを思い描きながら、車を動かすだけでなく「止まれ!」「出動!」などのセリフを交えた表現豊かな遊びを楽しむ姿が見られるでしょう。
さらに、道路や建物のセットと組み合わせることで、街全体を舞台にしたスケールの大きな遊びにも発展していきます。お気に入りの車を並べてコレクションを楽しんだり、「この車カッコいい!」「こっちは青のトラックだ!」といったように、車そのものに対する関心も高まっていくのも特徴です。
この時期の子どもには、働く車シリーズが豊富な通常のトミカやキャラクターコラボの「ドリームトミカ」、年長さんになれば物語性のある「トミカワールド」がおすすめです。お気に入りの一台を主役に見立てたり、友だちと一緒に遊ぶことで、より深くトミカの世界に入り込み、自分だけの物語を自由に描いていくことができるでしょう。
6〜8歳:シリーズやセットで遊ぶ
6〜8歳になると、子どもたちの遊び方に個性やこだわりが現れ始めます。これまでの「自由に遊ぶ」スタイルから、「自分の好きな車を集めたい」「街をもっとリアルに作りたい」といった目的を持った遊び方へと変化していく時期です。
たとえば、好きな車や道路、建物を集めて自分なりの街を作ったり、車が自動で走る道を設計したりと、空間を活用した立体的な遊びを楽しむようになります。交差点に信号機を置いて交通ルールを意識して車を走らせるなど、計画性やルール意識が自然と育つのもこの年代ならではの特徴です。
また、友だちとの会話も活発になり、「このトミカ持ってる?」「これ、限定モデルなんだよ」などと話題を共有する姿が見られるようになります。そうした関わりの中で、友人関係が深まったり、一緒に遊ぶことで協調性や会話力が自然と育まれるのも、この時期ならではの成長ではないでしょうか。
この時期の子どもには、世界観を広げられたり、組み立てて楽しめる「トミカワールド」のシリーズがおすすめです。遊びながら創造力や観察力も養えるため、興味関心の広がりにもつながります。
このように、6〜8歳は「ただ走らせるだけの遊びから世界観を作り込んでいく遊び」へと進化していく、そんな成長が感じられる時期だと言えるでしょう。
9歳以上:コレクションや知識の深化
9歳を過ぎると、トミカの楽しみ方は「遊ぶ」から「集める」方向へとシフトしていくことが多くなります。お気に入りの車種だけを集めたり、レアモデルや限定トミカに興味を持ったりと、コレクションとしての楽しさに目を向けるようになるのがこの時期の特徴です。
中には、好きな車をシリーズごとに揃えたり、イベントやキャンペーンでしか手に入らない限定トミカに強く惹かれたりする子も出てきます。そして、手に入れたトミカをきれいに並べて飾ることに喜びを感じたり、パッケージを丁寧に保管して傷がつかないように気を配ったりと、扱い方にも大人顔負けのこだわりが見られることもあるでしょう。
さらに、「これはトヨタの〇〇っていう車でね」と、実際の車種やメーカーについて家族に説明してくれることも珍しくありません。こうした、ミニカーを通して本物のクルマへの関心や知識を深めていく姿からは、成長の一面が感じられます。
この時期には、細部の造形がリアルな「トミカプレミアム」シリーズや、特別仕様の限定モデルが特に人気です。また、専用の収納ケースやディスプレイ棚を使えば、集めたトミカを大切に管理しながら「見て楽しむ」こともできるようになり、コレクションとしての満足感がさらに高まります。
トミカは、ただのおもちゃにとどまらず、子どもの「好き」や探究心を育てる存在です。9歳以降も、遊びの形は変わっても、関心そのものが薄れるわけではありません。それぞれの子どもが自分らしい楽しみ方で、トミカとの関係を長く続けていけるでしょう。
年齢別おすすめシリーズの早見表
ここまで、年齢によって変化する遊び方をご紹介してきましたが、どのシリーズを選べばよいかをひと目で確認したい方のために、以下のような早見表をまとめました。
お子さんの年齢や遊び方に合わせて、ぴったりのトミカシリーズを選ぶ際の参考にしてください。
年齢の目安 | おすすめシリーズ | 特徴・ポイント |
1~2歳 | はじめてトミカ | 丸みのある安全設計で安心。転がすだけで遊べ、誤飲防止にも配慮されている。 |
3~5歳 | 通常トミカ、トミカワールド、ドリームトミカなど | リアルな作りと扱いやすさが魅力。人気キャラクターとのコラボモデルも充実。 |
6~8歳 | トミカワールド | コースの組み立てや街づくりを通して創造力が育つ。動きのあるギミックも楽しめる。 |
9歳~大人 | トミカプレミアム、トミカunlimited、イベント限定モデル | 細部まで再現されたリアルな仕上がり。コレクター向けの特別モデルや限定品に興味が移る。 |
遊び方の変化とともに、子どもが興味を持つトミカのシリーズや特徴も少しずつ変わっていきます。
たとえば、手に握るだけで楽しい時期には安全性や扱いやすさが大切ですが、ごっこ遊びやコレクションに関心を持ち始める頃にはリアルな造形やシリーズの世界観が魅力になってきます。
このように、年齢や成長段階に合ったトミカを選ぶことで自然と想像力や集中力、好奇心といった力も伸ばしていくことができるでしょう。
「何歳まで?」に悩んだら卒業のサインをチェック

「最近あまり遊ばなくなったかも?」と感じたときは、卒業のタイミングが近いサインかもしれません。しかし明確な「何歳まで」というルールはないからこそ、判断に迷うこともあるのではないでしょうか。
ここでは、トミカ卒業の目安になるチェックポイントや、卒業後の向き合い方をご紹介します。
卒業のサイン チェックリスト
お子さんがトミカから自然と離れていく時期には、いくつかの共通するサインがあります。無理に続けさせるのではなく、本人の興味の移り変わりをやさしく見守ってあげましょう。
- トミカよりもゲームやSNSに夢中になっている
- 気づけば箱にしまったまま、数ヶ月遊んでいない
- 新作が出てもとくに反応しなくなった
- 他の趣味(アニメ・スポーツ・音楽など)に関心が移った
- 「もういらない」と自分から言い出した
- 車の名前や種類にあまり興味を示さなくなった
- トミカ売り場に行っても素通りすることが増えた
- トミカの話題をしても「子どもっぽい」と言うようになった
こうした変化が見られたからといって、すぐにすべて手放す必要はありません。なかには特定の1台にだけ思い入れがある場合や、急にまた遊びたくなることもあります。
まずはお子さんの気持ちを尊重しながら、「いま何に興味があるのか?」を話し合ってみるとよいでしょう。
卒業は「終わり」ではなく「次のステップ」
トミカで遊ばなくなったからといって、それは「卒業=終わり」ではありません。むしろ、お子さんの成長の表れであり、新たな興味やステージへと向かう第一歩です。
たとえばミニカーに代わって、鉄道模型やプラモデル、あるいはクルマのカタログ集めなど、より複雑で知識を必要とする遊びに移行するケースも少なくありません。逆に、トミカを卒業したあとでも「あのとき集めたミニカーを今でも大切にしている」という大人のコレクターもたくさんいます。
だからこそ、「せっかく集めたのにもったいない」と否定的に捉える必要はないのです。いま目の前の関心を応援しつつ、「トミカでたくさん遊んだね」と思い出を振り返るくらいの気持ちで、温かく見守ってあげましょう。
遊ばなくなったトミカはどうする?
子どもが成長しトミカから自然と離れていくのはよくあることですが、ふと残されたミニカーを見て「これどうしよう?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、遊ばなくなったトミカの活かし方をご紹介します。
トミカの活用方法1. 兄弟や親戚に譲る
遊ばなくなったトミカは、兄弟や親戚の子どもなど、まずは身近な家族に声をかけてみるのがおすすめです。自分が遊んでいたミニカーが、別の子どものお気に入りになるのはうれしいことですし、捨てずにすむのもポイントです。
とくに年の離れた兄弟がいる場合、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)からもらったおもちゃ」として、特別感を持ってもらえるかもしれません。
なお、渡す前にはミニカーの状態を確認しておきましょう。タイヤが外れかけていないか、壊れている部分がないかなど、安全面は必ずチェックしておいてください。また、種類ごとに分けたり、「この車は〇〇が好きだった」など簡単なエピソードを添えたりするのも喜ばれるでしょう。
トミカの活用方法2. 保管しておく
トミカは単なる「おもちゃ」にとどまらず、将来的に価値が高まることもあるコレクターズアイテムとしての一面も持っています。なかでも廃盤モデルや限定版、状態の良いものは、年月とともに希少性が増し、思わぬプレミア価格がつくこともあるでしょう。
そのため、「今は遊ばないけれど捨ててしまうのは惜しい」と感じるなら、しばらく保管しておくのもひとつの選択です。保管する際には、ホコリや湿気、紫外線を避けられる環境を整えて劣化を防ぐようにしてください。
また、トミカは本体だけよりも箱の有無によって価値が大きく変わる傾向があります。そのため、外箱やブリスターパックが残っている場合は、可能な限り一緒に保管するのが理想的です。
トミカの活用方法3. 買取に出す
子どもがトミカで遊ばなくなったら、「思い切って手放す」という選択もひとつの方法です。
とくに状態が良く、箱や付属品がそろっているものは、買取に出すと意外な高値がつきやすいでしょう。なかには、何気なく買った通常モデルが廃盤になっていたり、希少なカラーやバリエーションだった場合、「こんな値段で…!?」と驚くこともあるかもしれません。
トミカにはこういった、「自分では気付けない価値」があることも多いため、不要になった場合はまとめて処分してしまう前に、まずは買取業者に見てもらうことをおすすめします。
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「処分するのはちょっと…」「せっかくなら売却したお金で新しく何かを買ってあげたい」とお考えの方は、ぜひ一度買取サービスの利用を検討してみてください。
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