ガンプラ等のプラモデルを組み立てた後、パーツの枠として残る部分をランナーと言います。
パーツの製造時には樹脂の通り道となり、完成後も同色のパーツ同士を1つのシートとしてつなぐ役割を担うランナーですが、ガンプラを組み立てた後には捨てるという方が多いでしょう。
そこで今回は、ガンプラを組み立てた後に余ったパーツやランナーの適切な捨て方や捨てる際の注意点、また捨てる以外の処分・活用方法について、ガンプラやフィギュア等のおもちゃ類・ホビー品をはじめ、幅広い品物の買取に対応してきた萬屋がまとめて解説していきます。
ガンプラの製作後、大量に残ったランナーの捨て方や処分方法がわからず困っているという方は、ぜひ参考にご覧ください。
目次
ガンプラ製作で余ったランナーの適切な捨て方
ガンプラのパーツと同じ樹脂素材を原料とするランナーは、プラスチックごみに該当します。
そのため、ガンプラのランナーの基本的な捨て方としては、お住まいの地域のルールに則って正しく分別した上で、分類に合ったゴミ袋に入れて一般ごみとして回収日に出せばOKです。
ただし、プラスチックごみが可燃ごみと不燃ごみのどちらに分類されるかは、自治体によって異なります。ご自身が居住する自治体のごみ捨てルール、プラスチック製品の捨て方をきちんと確認した上で、ガンプラのランナーを捨てるようにしましょう。
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30㎝以上の大型ランナーは粗大ごみになることも
分別さえ正しく行えば、一般ごみとして捨てることができるガンプラのランナーですが、自治体によっては、30㎝を超えるサイズのものについては粗大ごみの扱いとなる場合もあります。
ガンプラのグレードのうち、比較的スタンダードなグレードとされるHGやRG、MGについては完成時の高さが180㎜以下であるため、ランナーが30㎝を超える可能性は低いと考えられます。
しかし一方で、PGやMEGASIZE MODELなど、完成時の高さが30㎝を超える種類については、ランナーのサイズが30㎝を超える可能性もあるため、捨て方には十分に注意してください。
【関連記事】ガンプラのグレードによる違いを解説!HG・RG・MG等それぞれの種類の特徴は?
ガンプラのランナーを捨てる時の3つの注意点
ガンプラのランナーの基本的な捨て方がわかったところで、ここからは、ランナーを捨てる上で知っておくべき3つの注意点について紹介していきます。
【注意点その1】必ず自治体のゴミ捨てルールに従って捨てる!
自治体に一般ごみや粗大ごみの回収に応じてもらうには、最低限、その地域で設定されているごみ捨てのルールを守っていなければなりません。ガンプラのランナーを一般ごみや粗大ごみとして捨てるなら、必ずお住まいの地域のルールに沿って分別やごみ出しを行って下さい。
【注意点その2】ランナーがゴミ袋を突き破らないように配慮する!
ガンプラのランナーや、パーツを切り出した際に尖ったゲート部分は、そのまま自治体指定のゴミ袋に入れると袋を突き破り、ごみを散乱させたり、回収担当者にケガをさせてしまう恐れがあります。
そのためガンプラのランナーを捨てる際には、ランナーがゴミ袋やごみの回収担当者を傷つけないよう十分に配慮しなければなりません。具体的には、無理のない範囲で以下のような対策を取ると良いでしょう。
- 鋼線用ニッパーなど、丈夫なニッパーを使ってランナーを細かくしてから捨てる
- ガンプラのパーツが入っていた丈夫な袋にランナーを入れてから、ゴミ袋に入れる
- ランナーをニッパーで細かく裁断した上で、パーツが入っていた袋に入れて捨てる
ランナーを細かく裁断するとボリュームが減るため、捨てる際の安全面だけでなく、ゴミ袋の節約という意味でもメリットがあります。可能であれば、あらかじめ細かくしてからランナーを捨てるようにしましょう。
なお、ランナーの裁断にパーツの切り出しに使うプラモデル用のニッパーを使うと、折れてしまう場合があります。捨てるためにランナーを細かくしたい時は、壊れてもいい使い古したものか、鋼線用の丈夫なニッパーを使うのがおすすめです。
【注意点その3】買取に出す可能性があるなら、処分を再検討する!
一般的にガンプラの買取価格は、組み立て説明書やパーツ等すべての付属品が揃っていた方が高額になります。これは、組み立て済みのガンプラでも同様であり、自作ガンプラのカスタムパーツとして再利用可能なランナーが残っている方が、査定額が上がるケースもあるのです。
そのため、もし将来的にガンプラを買取に出す可能性があるのなら、ガンプラをひと通り製作した後に余ったランナーやパーツは捨てずに、説明書と一緒に保管しておくと良いでしょう。
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捨て方と併せて確認!ガンプラのランナーの処分方法まとめ
ガンプラのランナーの処分方法には、捨てる以外の選択肢もあります。そこで以下からは、捨てる以外の方法でランナーを処分、または活用する方法についてまとめて紹介していきます。
ガンプラのランナーの捨て方と併せて、他の処分・活用方法もぜひ覚えておいてくださいね。
バンダイナムコの回収ボックスに入れる
ガンプラの製造・販売元であるバンダイナムコグループでは、グループ4社を挙げてガンプラ製作時に余ったランナーを回収、再利用するガンプラリサイクルプロジェクトという取り組みを実施しています。
ガンプラリサイクルプロジェクトとは、自社の一部店舗にランナー回収箱を設置し、商品を配送したトラックで持ち帰って分別・粉砕・着色等を行ってガンプラとして再利用する他、一部をケミカルリサイクルの実現に向けた実証実験用の材料としても活用するというものです。
自宅や職場の近くにバンダイナムコの回収ボックスが設置されているようであれば、一般ごみとしてランナーを捨てるのではなく、リサイクルに出すと良いでしょう。
ガンプラの改造用パーツとして活用する
先述したように、ガンプラを組み立てた後に余ったパーツは壊れやすいパーツの予備やガンプラの改造、カスタム用のパーツとして再利用が可能です。またランナー部分も、パーツの肉抜き穴を埋めたり、プラ板としてはんだごて等で熱加工すれば、ガンプラのディテールを高めるカスタムパーツとして活用することができます。
作品の世界観に合わせてガンプラを作りこみたいという方にとっては、ガンプラは良い素材となります。ガンプラをカスタムしてみたいという方は、少しランナーを取っておきましょう。
【関連記事】作ったガンプラの箱は捨てる?飾る?買取に出す人におすすめのファイリングで保管する方法
ガンプラの塗装テスト材として活用する
ガンプラに塗装をする場合は、塗装の色味や塗膜の付き方を確認するためのテストピースとしても余ったランナーが役立ちます。自作ガンプラの改造の他、塗装に挑戦してみたいという人も、塗装テスト用にランナーを残しておくと良いでしょう。
溶剤に溶かしてガンプラのパテとして活用する
プラモデル用接着剤等の溶剤に小さく切ったランナーを1〜3日漬け込んで溶かせば、パーツと同色のパテを作ることができます。
パーツ同士の合わせ目やガンプラ表面の小さな傷、穴を埋めて補修したいという時は、余ったランナーを色付きパテに転用して使うことも検討してみましょう。
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