仮面ライダーは、昭和から平成、そして令和へと受け継がれ、今もなお幅広い世代に愛され続けています。
子どものころに夢中で見ていた人たちも、今では親や祖父母の年齢になり、親子三世代で楽しむ存在となりました。
そこで今回は、仮面ライダーなどの特撮ものや戦隊もののおもちゃ、フィギュア、ホビー品などの買取に幅広く対応する萬屋が、仮面ライダーの各シリーズが放送された時期ごとの「世代」と、当時視聴していた人たちの現在の年齢をわかりやすく整理します。
また、その時代に流行した玩具や、コレクションとして注目されるグッズについても解説するので、仮面ライダーにハマっていた、いまハマっているという方はぜひご覧ください。
目次
仮面ライダーの「世代」とは?
仮面ライダーにおける世代とは、作品の放送された時代区分を指し、大きく分けると「昭和ライダー」「平成ライダー」「令和ライダー」があります。
各世代は単なる放送年の違いだけでなく、その時代の社会背景や子どもたちの関心を色濃く反映している点が特徴です。
例えば、昭和ライダーは勧善懲悪を基調とし、怪人との命を懸けた戦いが中心でした。平成ライダーでは、多様な価値観や人間ドラマを描くストーリーが増え、複数のライダーが主人公として登場する群像劇が定着します。そして令和ライダーになれば、最新テクノロジーやデジタル社会を意識したテーマを取り込み、より現代的なメッセージを打ち出しています。
このように仮面ライダーの世代は、単なる時代区分ではなく、それぞれの時代背景と深く結びついたヒーロー像を示しているのです。
世代別|仮面ライダーシリーズ早見表
昭和・平成・令和に分けて、代表的な仮面ライダー作品とその放送年、さらに当時の子どもたちの現在の年齢層を整理すると、次のようになります。
世代 | 主なシリーズ | 放送日 | 当時の子ども世代 | 現在の年齢層(2025年時点) |
---|---|---|---|---|
昭和ライダー | 初代〜BLACK RX | 1971〜1989年 | 小学生 | 40代〜60代 |
平成ライダー | クウガ〜ジオウ | 2000〜2019年 | 小学生 | 10代後半〜30代 |
令和ライダー | ゼロワン〜最新作 | 2020年〜現在 | 小学生 | 子ども世代(成長中) |
このように整理すると、仮面ライダーは放送された時代ごとに、当時の子どもたちの思い出と現在の姿が重なり合っていることがわかります。
親子三世代で同じシリーズを語れるのも、長く続く作品ならではの魅力でしょう。
次の章では、昭和・平成・令和それぞれの世代について、より詳しく見ていきます。
昭和の仮面ライダー世代(1971〜1989年)

1971年に始まった昭和の仮面ライダーは、勧善懲悪の王道ヒーロー像で人気を博し、以降のシリーズの基盤を築きました。ここではまず、昭和ライダー世代の特徴を大きな流れとして見ていきます。
昭和ライダー世代の代表作品
1971年|初代「仮面ライダー」
バッタをモチーフにしたシンプルかつ力強い姿の初代仮面ライダー。悪の組織ショッカーと改造人間の戦いは、子どもたちに衝撃を与え、日本中に一大ブームを巻き起こしました。高度経済成長期の活気とあいまって、ヒーロー像を定着させた存在です。
1973年|「仮面ライダーV3」
初代の人気を受けて誕生。仲間との絆やドラマ性がより強調され、家族で楽しめる作品へと進化しました。テレビ番組が家庭の中心娯楽になった時代を象徴する作品だといえます。
1974年|「仮面ライダーアマゾン」
野性的で獣のような戦い方が特徴の仮面ライダー。従来の正統派ヒーロー像から一歩踏み出し、異色作としてファンの記憶に残りました。社会的にも“多様性”が注目され始めた時代背景と重なります。
1975年|「仮面ライダーストロンガー」
電気をモチーフにした新しいパワーが話題に。シリーズの勢いを保ちながら、新しい能力や表現を模索する姿勢が見られました。
1979年|「スカイライダー」
宙を舞うアクションを前面に押し出し、派手さを強調。テレビ特撮が多様化する中で、スケール感を増した挑戦的な作品でした。
1980年|「仮面ライダースーパー1」
宇宙開発や科学技術が注目を集めた時代を背景に登場。宇宙をテーマにしたヒーロー像は、まさに当時の時代性を反映しています。
1987年|「仮面ライダーBLACK」
シリアスなストーリー展開と孤独な主人公像が視聴者を魅了。昭和後期のテレビドラマ的な重厚さを取り入れ、大人層からの支持も得ました。
1988年|「仮面ライダーBLACK RX」
前作の直接的な続編として放送され、昭和ライダーの最後を飾る存在に。平成以降のシリーズに受け継がれる要素を多く残し、次の時代への架け橋となりました。
昭和ライダーを視聴していた人の現在の年齢は?
昭和ライダーをリアルタイムで観ていたのは、現在40代後半〜60代以上の方が中心です。
放送当時の1970年代から80年代にかけては、テレビは家庭の娯楽の中心でした。毎週の放送を心待ちにしていた世代でもあり、その多くは、変身ヒーローや怪人の造形、独特のストーリー展開に夢中になり、友達とフィギュアや変身ごっこで遊ぶことも日常でした。
また、昭和ライダーの持つ正義感や友情のテーマは、当時の子どもたちの価値観にも大きな影響を与えたといわれています。
現在も懐かしさからグッズを集めたり、再放送やDVDで改めて楽しむファンが多く、世代を超えて支持され続けています。
昭和ライダー世代に流行った玩具
昭和ライダー世代に流行した玩具といえば、やはり「変身ベルト」が代表的です。初代「仮面ライダー」の放送と同時に発売された「変身ベルト・タイフーン」は、子どもたちが主人公と同じようにベルトを回して「変身!」と叫ぶことでヒーローになりきれる仕掛けが人気を集めました。
その後も「V3ダブルタイフーン」や「ストロンガー 電波人間タックル」関連のアイテムなど、各作品ごとに特徴的なベルトや武器が商品化され、放送当時は品切れが続出するほどの大ヒットとなったのです。
また、ミニフィギュアやソフビ人形、自転車に取り付けられる「仮面ライダーごっこグッズ」など、日常生活の中でライダーになりきれるアイテムも多数登場しました。
このように、仮面ライダーのグッズは単なるおもちゃを超え、昭和世代にとっては昔の思い出を象徴する存在となり、今もコレクター市場で高い人気を誇っています。
平成の仮面ライダー世代(2000〜2019年)

平成ライダーは、ストーリー性や映像表現が進化して、新たなファン層を開拓した世代です。ここからはそんな平成仮面ライダーについて見ていきます。
平成ライダー世代の代表作品
2000年|「仮面ライダークウガ」
平成ライダーの幕開けを飾る作品。警察捜査や人間関係などリアルな要素を取り入れ、従来の勧善懲悪から一歩踏み込んだ人間ドラマを展開。新時代のヒーロー像を打ち立てました。
2001年|「仮面ライダーアギト」
神秘的な要素と人間の進化をテーマに、より複雑で大人向けのストーリーを展開。平成ライダーが単なる続編ではなく、毎回異なる挑戦をしていくことを示した作品です。
2002年|「仮面ライダー龍騎」
13人のライダーが登場し、互いに戦い合うバトルロイヤル形式を採用。ライダー同士の対立や共闘といった群像劇のスタイルを確立しました。
2003年|「仮面ライダー555(ファイズ)」
人間と怪人の境界にある存在を描き、アイデンティティや孤独といった深いテーマを提示。携帯電話型の変身アイテムなど、時代性を反映したギミックも話題に。
2007年|「仮面ライダー電王」
コミカルさとシリアスさを融合した作風で、シリーズ屈指の人気作に。主演俳優の人気も相まって女性ファンを中心に爆発的な支持を集めました。
2013年|「仮面ライダー鎧武」
フルーツと戦国武将をモチーフにした斬新な設定。群像劇スタイルを再び強調し、ライダー同士の思想の違いが物語を動かしました。
2014年|「仮面ライダードライブ」
シリーズ初の「車」をモチーフにしたライダー。刑事ドラマ的な展開で、新しいファン層を開拓しました。
2016年|「仮面ライダーエグゼイド」
ゲームと医療をテーマに、カラフルでポップなデザインながら重厚なストーリーを展開。従来のイメージを大きく覆した作品です。
2018年|「仮面ライダージオウ」
平成最後の作品。歴代ライダーが多数登場し、20年にわたる平成ライダーの集大成として世代を超えたファンをつなぎました。
平成ライダーを視聴していた人の現在の年齢層は?
平成ライダーをリアルタイムで楽しんだ世代は、現在10代から30代までと幅広い層がいます。
2000年代前半には「クウガ」や「アギト」が放送され、この時期に夢中になっていた人たちは、今では20代後半から30代前半となり、社会人や親世代として活躍中です。
続く2000年代後半には「電王」や「ディケイド」が人気を集め、当時小学生だった世代は現在10代後半から20代前半へと成長しました。
そして、平成の後期を彩った「エグゼイド」や「ビルド」、「ジオウ」をリアルタイムで観ていたのは、今の10代が中心です。
約20年にわたりシリーズが展開された平成ライダーは、こうして異なる世代のファンを抱える、特撮ヒーローの中でもとくき幅の広い存在となっています。
平成ライダー世代に流行った玩具
平成ライダー世代に流行した玩具もやはり「変身ベルト」が中心です。昭和時代のシンプルな構造から大きく進化し、LED発光や電子音声、カードやスイッチといったアイテムを組み合わせる仕組みが導入されました。
「クウガ」の「アークル」から始まり、「龍騎」ではカード、「555」では携帯電話型のデバイス、「電王」ではイマジンとの掛け合い音声など、それぞれの世界観に合わせたユニークなギミックが人気を集めます。
とくに「ダブル」以降は「ガイアメモリ」、「オーズ」の「オーメダル」、「フォーゼ」の「アストロスイッチ」など、コレクション要素を持つ小物玩具が次々と登場し、子どもたちが集めて遊ぶスタイルが定番となりました。
これらのアイテムは番組と連動してストーリー性を深める役割も果たし、まさに「遊びながら世界観を体験できる」玩具として進化したのです。
さらに当時の子どもたちが大人になった現在でも、復刻版や限定版が高い人気を呼び、コレクター市場を盛り上げています。
令和の仮面ライダー世代(2020年〜現在)

令和の仮面ライダーは、最新のVFX技術やデジタル演出を取り入れた作品が続いています。そんな令和仮面ライダーについて見ていきましょう。
令和ライダー世代の代表作品
2019年|「仮面ライダーゼロワン」
令和最初の仮面ライダー。AIやロボットと人間の共存をテーマに掲げ、働き方や技術革新といった社会問題にまで踏み込んだストーリーが話題となりました。
2020年|「仮面ライダーセイバー」
剣と本をモチーフにした異世界ファンタジー的な世界観を展開。シリーズでは珍しい「文学」を要素に取り入れ、新鮮さを打ち出しました。
2021年|「仮面ライダーリバイス」
主人公と内なる「悪魔」がバディを組むという斬新な設定で人気を獲得。家族の絆や多様なキャラクターの個性を描き、幅広い層から支持されました。
2022年|「仮面ライダーギーツ」
サバイバルゲームを舞台にした異色作。戦略性や心理戦を重視し、大人も楽しめる深みのある物語で注目を浴びました。
2023年|「仮面ライダーガッチャード」
錬金術とカードをテーマにした作品。集めて遊べるカード要素を取り入れつつ、独自の世界観を展開し、子どもたちの遊び心を刺激しています。
2024年9月|「仮面ライダーガヴ」
令和第6作にして、空前の“お菓子”をモチーフにした異色のライダーが登場。甘くてジューシーな世界観の中で、ヒーローの存在感をポップに拡張しました。
令和ライダーを視聴している人の年齢層は?
令和ライダー世代をリアルタイムで楽しんでいるのは、主に小学生を中心とした子どもたちです。
放送開始当時に「ゼロワン」を観ていた世代はすでに中高生へと成長していますが、現在(2025年時点)の作品を楽しんでいるのは、まだ低学年の子どもたちがほとんどです。
一方、平成ライダーを観て育った20代から30代の親世代が、自分の子どもと一緒に令和ライダーを視聴する姿も多く見られます。
このように、令和ライダー世代は「子どもたちのヒーロー」であると同時に、親世代や大人世代までも巻き込みながら、幅広い層に支持されている点が大きな特徴だといえるでしょう。
令和ライダー世代に流行った玩具
令和ライダー世代に流行している玩具は、これまでの変身ベルトに最新技術やデジタル要素を組み合わせた進化形が中心です。
たとえば、「ゼロワン」の「飛電ゼロワンドライバー」と「プログライズキー」は、キーをセットすると音声や発光が連動し、AIやデータをテーマにした世界観を体感できる仕様が人気を集めました。
続く「セイバー」では「聖剣ソードライバー」と物語が描かれた「ワンダーライドブック」が登場し、本を開くギミックで子どもたちの想像力を刺激します。
さらに「ガッチャード」では「ガッチャードライバー」と「ライドケミートレカ」が導入され、カード収集と変身遊びが融合しました。
このように令和ライダーの玩具は、従来の変身ごっこに加え、収集・組み合わせ・体験型の遊びが進化し、子どもから大人まで夢中にさせる魅力を持っているのです。
仮面ライダーグッズの買取でよくある質問
最後に、仮面ライダーのフィギュアや玩具を売る際に、多くの方が気になるポイントをまとめました。
高価買取されやすいポイントは?
初期生産品や限定品、箱や付属品が揃っている仮面ライダーのフィギュアや玩具は、高価買取されやすい傾向です。
とくに美品であれば、傷や日焼けがなく状態が良好なため、査定額はさらに上がる可能性があるでしょう。
売却を考えている方は、ぜひ私たち萬屋にご相談ください。
仮面ライダー玩具でとくに買取依頼が多いアイテムやシリーズはありますか?
放映中の現行ライダーのDXシリーズ全般は、子どもから大人まで幅広い世代に人気があり、買取依頼も非常に多いです。
とくに変身ベルトや関連アイテムはシリーズを代表する商品で、毎年新作が発売されるたびに需要が高まり、中古市場でも常に注目を集めています。
買取価格が高くなりやすい世代のライダーはありますか?
高価買取が期待できるのは、昭和ライダーや2000年前半の平成ライダー関連グッズです。
これらは発売から長い年月が経ち、保存状態の良いものが少ないため希少価値が高まっています。
当時の作品に強い思い入れを持つコレクターも多く、需要と供給のバランスから査定額が上がりやすい傾向にあります。
仮面ライダー関連のおもちゃを売りに来るお客様は、どの年齢が多いですか?
仮面ライダーグッズの買取に訪れる方は30代〜40代が中心です。
子どもの頃に集めていた玩具を整理するケースや、自身の子どもと一緒に楽しんだ現行ライダーのグッズをまとめて売却するケースが多く見られます。
親子二世代にわたって関わりのある世代だからこそ、売却の需要も高いのが特徴です。
仮面ライダー関連のおもちゃ買取のご相談は「萬屋」へ!

萬屋では、仮面ライダー関連のグッズやおもちゃ類、トレカ、フィギュア等をはじめ、時計、その他日用品やホビー品に至るまで、以下のようなお品物を幅広くまるごと買取しております!
- 各種フィギュア、ガンプラ、各種プラモデル、メタルビルド、ROBOT魂
- コミック、トレカ、ポケカ、各年代のゲーム機、レトロゲーム
- 釣具、家電、楽器、古着、スポーツ用品、CDやDVD、アイドルグッズ など
10店舗を展開する東北エリアにおける店頭買取、出張買取はもちろん、宅配買取では日本全国を対象に、オンラインでフィギュア等おもちゃ類と時計の買取に対応。全店舗累計で年間約20万件以上の査定実績を持つ専門スタッフが、1点からでも、箱や内容物に多少のダメージ・欠品があっても、あなたの大切なコレクションを無料で丁寧に査定させていただきます。
不用品の処分や、ミニカー、フィギュア、ガンプラ、おもちゃ、時計等のコレクションの売却をお考えでしたら、創業20年の歴史と豊富な査定実績を誇る萬屋まで、ぜひお気軽にご相談ください!

※記事内で紹介する作品名・会社名・メーカー名・商品名・サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。また記事中に使用しているおもちゃやグッズ、ならびにそのパッケージの画像は、お客様より買い取らせていただいた商品を自社にて撮影したものです。