今回は、お気に入りのトミカを長く楽しみたい方や、きれいな状態を維持したい方、そして、子どものためにお手入れしたい方に向けて、タカラトミーの大人気ミニカーシリーズ「トミカ」の基本的なメンテナンス方法をご紹介します。
さらに、タイヤの滑りが悪くなった時や汚れが付着した時の対処法、レール(道路)のメンテナンス方法、お手入れの頻度、やってはいけないNGメンテ、保管のコツについてもまとめています。ぜひ参考にしてください。
目次
トミカの基本のメンテナンス方法
まずは、トミカの基本的なメンテナンス方法を紹介します。
汚れは柔らかい布やブラシで落とす
指紋や小さな汚れ、ホコリなどは、柔らかい布を使って落とすのが基本です。使用する布は、メガネ拭きやマイクロファイバークロスがおすすめです。塗装面を傷つけないよう、優しくなでるように拭きましょう。
また、細かい部分は歯ブラシや綿棒を使用して、優しく拭き取ります。歯ブラシを使う際は、傷が付くのを防ぐために、できるだけ毛の柔らかいタイプを選ぶようにしてください。
頑固な汚れは優しく水拭きする
頑固な汚れは、布に水を含ませて固く絞り、優しく水拭きします。その後、水分を残さないように乾いた布で拭き取ってください。なお、ドライヤーの熱や直射日光で乾かすと、塗装が劣化する原因になりますので避けましょう。
消毒したい時は除菌シートで拭き取る
トミカを消毒したい時は、除菌ウェットシートで拭き取ります。ただし、アルコール濃度によっては塗装が剥がれてしまうことがあるので、目立たない箇所で一度試してから使用するようにしてください。
トミカのメンテナンス頻度は?
お気に入りのトミカを長くきれいに楽しむためには、遊び方や飾り方に合わせてメンテナンスのタイミングを工夫することが大切です。
遊んで楽しむなら「都度」メンテナンス
お子さんが手に持って遊ぶトミカは、遊んだ後に毎回お手入れするのがおすすめです。
遊んでいるうちに、手の皮脂や汗が付着し、そのままにしておくと酸化して、サビや塗装の変色を引き起こすことがあります。少し面倒に感じるかもしれませんが、「遊んだら拭く」という習慣をつけることで、トミカをきれいに保てるだけでなく、物を大切にする気持ちも育むことができます。
飾って楽しむなら「定期的」にメンテナンス
棚や机の上にケースなしで飾っている場合は、ホコリが付きやすいため、柔らかいブラシやエアダスターでこまめに払い落とします。
ケースに入れて飾っている場合でも、特に夏場はケース内が高温になりやすく、タイヤが溶けて台座に張り付いてしまうことがあるので、月に1回程度はケースから出して、状態をチェックしたり、軽くお手入れをしてあげましょう。
関連記事:「ミニカーの飾り方&収納アイデアを紹介!おしゃれに魅せるディスプレイ術と注意点まとめ」
タイヤの動きが悪い時のメンテナンス方法は?

トミカのタイヤが動きにくいと感じたら、まずはタイヤの周りにホコリや髪の毛などが絡まっていないか確認しましょう。異物が見つかった場合は、ピンセットや毛の柔らかい歯ブラシ、綿棒で優しく取り除いてください。
レール(道路)の上で滑りが悪い時は、レールに原因がある可能性も。タカラトミーでは、水性ワックスやつや出し保護剤で、レールの走行面や側壁面を磨くことを推奨しています。
それでも滑りが悪い場合は、シリコンスプレーや潤滑油を使ったメンテナンス方法もあります。
トミカに直接吹きかけるのは避け、ティッシュやクロスにごく少量を含ませてからタイヤ部分を軽く拭きましょう。仕上げに乾いた布で拭き取れば、ベタつきを防ぐことができます。
ただし、小さなお子さんが遊ぶ場合は、舐めたり手に付いたりする可能性があるので、乾拭きやブラシでのお手入れにとどめるのが安心です。
また、将来的に売却を検討している方は、過剰なテカリやベタつきによって買取査定で評価が下がる可能性がある点にも注意が必要です。
関連記事:「高値がつく廃盤トミカの条件や見極めポイントを紹介!高額買取してもらうコツも」
これはやめて!トミカの間違ったメンテナンス方法
トミカをきれいに保ちたい気持ちから、つい自己流でお手入れをしてしまう方も少なくありません。しかし、誤った方法で掃除すると、かえって塗装を傷めたりサビを招いたりと、取り返しのつかないダメージにつながることがあります。
NGメンテ①:水でじゃぶじゃぶ丸洗いする
トミカは防水ではないので、水に長時間浸したり、大量の水をかけたりすると、水が内部に入り込みサビの原因になります。サビが進むと車輪が回りにくくなったり、動かなくなることも。
サビの他にも、シール剥がれや変色、シミの原因になることがあるので、水での丸洗いは避けましょう。
NGメンテ②:研磨剤や強い洗剤を使用する
メンテナンスのプロがトミカの頑固な汚れや表面的な傷を除去する場合、研磨剤(コンパウンド)を使用して除去するケースがありますが、素人が使うと、さらに状況が悪化する恐れがあるのでおすすめしません。トミカの塗装は薄く、研磨剤で強くこすりすぎると、すぐに下地が見えてしまうからです。
また、洗浄力が強い洗剤も避けた方が無難です。というのも、塗装の劣化・変色、シール剥がれが発生しやすいからです。さらに、トミカは金属だけでなくプラスチック部品も多用されていますので、強い洗剤を使うことでプラスチックが劣化し、ひび割れの原因になります。
NGメンテ③:アルコールを直接スプレーする
トミカを除菌したい時や、油性ペンを消したい時に、アルコールスプレーを直接かけるのもNGです。アルコールは塗料に含まれる樹脂分を溶かす性質があるからです。
特に、消毒用アルコールはアルコール濃度が高く、トミカの塗装が白く濁ったり、ツヤがなくなったり、ひび割れを起こしたり、最悪の場合、塗装が剥がれ落ちてしまうことがあります。消毒したい時は、除菌シートで優しく拭き取るようにしましょう。
また、油性ペンなどの汚れは、消しゴムで軽くこすってみるか、水で薄めた中性洗剤で優しく拭き取ることで、きれいに落ちる場合があります。目立たない箇所で塗装落ちが発生しないか確認の上、お試しください。
NGメンテ④:金属たわしやメラミンスポンジでこする
金属たわしは、金属の細い繊維でできた非常に硬い研磨道具です。トミカの表面を金属たわしでこすると、汚れを落とすどころか、深い傷や削れ、塗装の剥離など、取り返しのつかないダメージを与えてしまいます。
また、メラミンスポンジは、非常に硬いメラミン樹脂を細かく発泡させたもので、目に見えないほど小さな研磨剤の集合体です。メラミンスポンジで強くこすると、汚れと一緒に塗料の層も削れてしまい、光沢が失われたり、塗装が剥がれてしまう原因となります。
NGメンテ⑤:パーツを分解して掃除する
トミカの内部を掃除したい時、パーツを分解する方がいますが、一度外すと簡単に元に戻せない部分があるため、一般的なお手入れの範囲としてはおすすめしません。
内部のホコリや小さなゴミはエアダスターを使って吹き飛ばす、歯ブラシや模型用のブラシを使って汚れを払い落とす、角や隙間の汚れは綿棒を使ってかき出すなどの方法で対応してみてください。
トミカの劣化を防ぐには?保管時の注意点

お気に入りのトミカも、保管方法を誤ると塗装の色あせやパーツの劣化につながってしまいます。大切なコレクションを長くきれいに楽しむためにも、次のポイントに注意しましょう。
直射日光や湿気は避けて保管
直射日光や湿気の多い場所での保管・ディスプレイは避けてください。紫外線は塗装の色あせを早め、湿気はサビやカビの原因になります。風通しの良い場所や、UVカット付きのケースを活用すると安心です。また、収納ケースの中に防湿剤(乾燥剤)を入れると、より効果的です。
箱やディスプレイケースで保管
トミカをジップ袋などにまとめて入れる方がいますが、中で車同士が擦れ合い、塗装が剥がれたり細かいキズが付く恐れがあるので、あまり望ましくありません。元箱が残っている場合はできるだけ箱に入れて保管、箱がなければディスプレイケースに保管するか、個別に布などでくるんで保管するのがおすすめです。
箱に入れておけばホコリやキズが防げるだけでなく、買取査定の際にも評価が上がる傾向があります。
関連記事:「【徹底比較】ミニカーは箱なしでも買取OK?査定額への影響と高く売るコツ」
メンテナンスされたトミカは高価買取の可能性も!
今回は、トミカのメンテナンス方法や注意点をご紹介しました。
日ごろからメンテナンスしておけば、見た目の美しさが保てるだけでなく、査定に出す際にも良い印象につながります。ホコリや汚れなどを軽く拭き取っておくだけで評価が変わることもありますので、ぜひメンテナンスを習慣化してみてくださいね。
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