1980年の発売開始から40年以上にわたり、「機動戦士ガンダム」をはじめとするガンダムシリーズのアニメに登場するモビルスーツ、モビルアーマーをプラモデル化してきたガンプラには、完成時のスケールやパーツ数、コンセプト等が異なる複数のブランドが存在しています。
ガンプラのブランドは「グレード」と呼ばれており、ガンプラの種類は、主にこのグレードと機体や作品の違いを基準に分けられているのです。
そこで今回は、ガンプラやフィギュア等のおもちゃ類・ホビー品をはじめ、幅広い品物の買取に対応してきた萬屋が、代表的なガンプラの種類とグレードについて、それぞれの特徴や価格の違いにも触れながら紹介していきます。
購入や売却のためにガンプラの種類を知っておきたいという方は、ぜひ参考にご覧ください。
目次
代表的なガンプラのブランド・グレードは大きく8種類
まずは、ガンプラのグレードのうち現在も主力商品として製造・販売されている種類の特徴や違いについて紹介していきます。ガンプラの中でも特に代表的なグレード、ブランドとしては以下の8種類が挙げられるでしょう。
EG(エントリーグレード)
近年のガンプラは、接着剤無しでパーツを組み立てることができるスナップフィットや色別にパーツを多色成形したイロプラ、ランナーからパーツを取り外しやすくするためのアンダーゲートやタッチゲート等が導入されており、発売当時より格段に組み立てやすくなっています。
その中でもパーツ数が非常に少なく、ランナーからの取り外しも道具無しで行えるEGは、最も初心者向けの種類だと言えるでしょう。パズル感覚で組み立てられるのが特徴で、価格帯も数百円から1,000円前後と安価なため、初めてガンプラに挑戦する方やお子さんでも楽しめます。
HG(ハイグレード)
1/144スケールで、完成時の高さが約125㎜になるHGは、ガンプラの中でもスタンダードモデルに位置づけられているブランドです。EGに次いでパーツ数が少なく組み立て難易度が低いとされる一方で、新品でも安くて1,000円以下、大きなものでも6,000円程度から購入が可能と価格帯のバリエーションが豊かなところ、またディテールや豊富な可動域を楽しめるところが、大きな魅力だと言えるでしょう。
さらに、全グレードのガンプラの中で最も商品ラインナップが豊富だとされているところもHGの特徴です。「機動戦士ガンダムSEED」「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」「機動戦士ガンダム00」等の人気作をはじめ、懐かしの宇宙世紀シリーズの機体からガンプラの製作に挑戦してみたいという方は、HGの中から組み立てたい機体を探してみると良いかもしません。
RG(リアルグレード)
1/144スケール、完成時の高さが約125㎜になるガンプラでHGの上位モデルとされる種類です。
リアルな外観と本物感にこだわって作られた種類であり、HGに比べてパーツ数が多く構成が緻密なため、可動域はより広く、ポージングの自由度も高くなっています。価格帯としては新品で5,000円前後のものが多く、愛好家からの人気が高い種類だと言えるでしょう。
MG(マスターグレード)
1/100スケールで、完成時の高さが約180㎜になるガンプラです。ガンプラの中でミドルクラスに位置づけられる種類で、精巧な内部フレームを中心としたバランスの良い躯体と自由自在な可動域、HG・RGよりもさらに多くのパーツ数と色分けで再現されたディテールが魅力です。
価格帯は新品で数千円から10,000円前後とやや高めですが、機種の展開がマニアックであることから、特に古くからのガンダムファン、ガンプラファンから人気があるとされています。
PG(パーフェクトグレード)
1/60スケールで、完成時の高さが約300㎜になるガンプラです。究極のガンプラをテーマに作られた種類で、外観はもちろん、内部の構造やディテールにもこだわった作りになっています。
機体としての完成度を高めるため、800を超えることもあるという構成パーツやオプションパーツが用意されている他、LEDライトアップ等の先進的な技術を採用しているところも特徴です。
ただ、究極の完成度を目指したグレードであるがゆえに組み立ての難易度が非常に高く、価格帯も新品で30,000円以上の高額になる種類もあるため、過去にHGやMGなどのガンプラを製作した経験がある方向けのアイテムだと言えるでしょう。
MEGASIZE MODEL(メガサイズモデル)
1/48スケールで、完成時の高さが約375㎜にもなるメガサイズのガンプラです。現在製造・販売されているガンプラの中でも最大型モデルであり、価格帯は新品で8,500円前後に設定されています。
一つひとつのパーツが大きいことによる組み立てやすさと、完成時の迫力が魅力だと言えるでしょう。
RE/100(リボーンワンハンドレッド)
サイズとしてはMGと同じ1/100スケールのガンプラですが、パーツ設計を洗練したことにより組み立てやすさと圧倒的な迫力を両立することに成功したブランドです。
SDガンダムBB戦士
スーパーデフォルメ(SD)シリーズの一種で、完成時の高さが約80㎜になるガンプラです。かっこよさとかわいさの両方を併せ持つ種類で、新品でも数百円からとかなり安価な価格設定になっています。
組み立てが簡単ながら、合体や可動ギミックも楽しめるのが特徴です。なおブランド名にある「BB」は、SDブランドの発売当時にBB弾の発射ギミックが搭載されていたことから、現在も使用されています。
ガンプラには、他にもこんな種類・グレードも!
ここまでは、ガンプラを製造・販売する株式会社バンダイナムコホールディングスが2024年9月現在の時点で主力ブランドとしているものを中心に、8種類のグレードを紹介してきました。
しかしガンプラには、過去に製造・販売されていた種類もたくさん存在しています。そこで以下からは、過去に発表されたガンプラのグレードのうち5種類を例に、それぞれの特徴を紹介していきます。
FG(ファーストグレード)
HG、RGと同じ1/144スケールのガンプラで、他のグレードの廉価版としてスタートした種類。
作りやすさと入手のしやすさを重視した種類であり、構造や色展開がシンプルでパーツ数が少なく、組み立てやすいのが特徴です。また価格も抑えられており、SDガンダムBB戦士と同じく新品でも1つ数百円台となっています。
SDガンダムクロスシルエット
SDフレームとCS(クロスシルエット)フレームの2種類を使うことで、低等身・高等身の両方を楽しめるように作られたSDシリーズのガンプラです。他のSDシリーズのガンプラに比べて可動域が広いため、さまざまなポージングを楽しめます。
SDガンダムGジェネレーション
歴代のガンダムアニメシリーズに出てくるキャラクターをもとにした戦略シミュレーションゲームソフト「SDガンダム GGENERATION」シリーズに登場するモビルスーツを、プラモデル化した種類のことです。
アニメに出てくる機体をゲーム用にデフォルメした姿を、ガンプラとして再現しています。
FULL MECHANICS(フルメカニクス)
RE/100と同じ1/100スケールのガンプラで、外装のリアルさとディテール、特にメカニカルな意匠にこだわって作られている種類です。また組み立てやすさも重視されており、価格帯は新品で数千円程度が目安となっています。
EXシリーズ
一般的なガンプラが、ガンダムシリーズ作品に出てくる人型のモビルスーツ、モビルアーマーをプラモデル化しているのに対し、EXシリーズはそれ以外の戦艦、戦車、戦闘機、兵器などに着目してプラモデル化した種類になります。
旧キット
ここまでに紹介してきたHG、PG、MG、SD、EX等のグレードのガンプラは、外箱にグレード名が明記されるのが一般的です。対して、これらのブランド、グレードが登場する前に発売されたもので、現在のシリーズ分けに該当しないために外箱にグレードの記載がされていない上記画像のような種類のガンプラは、旧キットと呼ばれています。
自宅や倉庫で眠っていた古いガンプラのうち、ここまでに紹介してきたようなグレードの表記がされていない種類については、この旧キットに該当する可能性が高いでしょう。
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2020年で発売開始から40周年を迎え、シリーズ累計で約4,500種類が販売されてきたガンプラは、プラモデルの製作が好きな方からコレクションを趣味とする方まで、幅広い方から人気を集めるプラモデルです。そのため未開封・未組立のものはもちろん、開封済み、組み立て済みのものに至るまで、さまざまな業者が各グレード・種類のガンプラの買取に対応しています。
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